Stargazer
一番大切なこと
あたしはこの学校の生徒会長を務めている。みんなの推薦で選挙に立候補し、全校生徒から選ばれた責任のある立場だ。しっかりしないと。

ミンミンとセミが鳴き、湿気のある熱気がむわりと立ち込める中、あたしや生徒会のメンバーはある学校行事の準備に追われていた。その準備とは体育祭。生徒全員が盛り上がる一大イベントだ。しっかり準備をしないと……。

今年は去年にはなかった種目がたくさん追加され、去年より盛り上がることは間違いない。だからこそ、生徒みんなが「楽しい!」と思ってもらえるように頑張らなきゃいけないんだ。

プログラムの確認、得点板を作り、体育祭の時に流す音楽を決めて……。

授業が終わってすぐに生徒会室に飛び込んで作業しているけど、生徒会メンバーだけではなかなか終わらない。とうとう時計の針は午後六時を過ぎてしまった。

「みんな、お疲れ様。今日はもう帰って明日やろう」

あたしがそう声をかけると、疲れ切ったみんなの表情が少し明るくなる。みんな素早くかばんを背負い、「また明日!」と帰っていった。さて、あたしは続きをやりますか!
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