眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「いなくなったのは、人間でいられる3年の期限が来たからなの?」
「そうだよ。咲穂の合格発表の日が俺の18歳の誕生日だから、その前日までしかいられなかったんだ。本当は一番に『おめでとう。』って言いたかった。」
そして私は意を決して一番聞きたいことを口にした。声が震えている。
「もう・・・会えないの?」
「・・・うん。今日ここに来るのも特別な許可をもらった。どうしてももう一度だけ会って本当のことを話したかったから・・・でも、咲穂の俺に関する記憶は消さないといけない。学校の皆と同じように。」
綿星くんは表情と声を固くして答えた。周りの空気まで強張ったように感じる。
「そうだよ。咲穂の合格発表の日が俺の18歳の誕生日だから、その前日までしかいられなかったんだ。本当は一番に『おめでとう。』って言いたかった。」
そして私は意を決して一番聞きたいことを口にした。声が震えている。
「もう・・・会えないの?」
「・・・うん。今日ここに来るのも特別な許可をもらった。どうしてももう一度だけ会って本当のことを話したかったから・・・でも、咲穂の俺に関する記憶は消さないといけない。学校の皆と同じように。」
綿星くんは表情と声を固くして答えた。周りの空気まで強張ったように感じる。