眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「!?!?」
「本当は子供の頃に会った時の記憶を消さなければならなかったのに、子供の俺が大人でも避ける毒性の強い悪夢を食べて生死をさまようっていう緊急事態になったから、親も忘れてたみたいなんだ。咲穂が俺のこと覚えててくれて、更に俺との思い出がきっかけで獣医を目指して頑張ってるって聞いてすごく嬉しかった。」
「子供の頃の記憶も消されちゃうの・・・?」
「いや、子供の頃のことを忘れてしまったら、咲穂がなんで獣医を目指してるのか自分でわからなくなってしまう。だから昔の記憶は残して、俺がいた高校生活のことだけ消すことになったんだ。」
「記憶を残してもいいの?」
綿星くんはうなずいた。
「夢を食べに来た獏のことを覚えている人間もある程度いるはずなんだ。でも皆たいてい『獏は伝説上の生き物だからあれは夢だな。』と思い込んでるからそれは大きな問題じゃない。でも獏が人間になって関わった人達についてはきっちり記憶を消してきたし存在した痕跡も消した。本来なら存在しない人間だから。」
「本当は子供の頃に会った時の記憶を消さなければならなかったのに、子供の俺が大人でも避ける毒性の強い悪夢を食べて生死をさまようっていう緊急事態になったから、親も忘れてたみたいなんだ。咲穂が俺のこと覚えててくれて、更に俺との思い出がきっかけで獣医を目指して頑張ってるって聞いてすごく嬉しかった。」
「子供の頃の記憶も消されちゃうの・・・?」
「いや、子供の頃のことを忘れてしまったら、咲穂がなんで獣医を目指してるのか自分でわからなくなってしまう。だから昔の記憶は残して、俺がいた高校生活のことだけ消すことになったんだ。」
「記憶を残してもいいの?」
綿星くんはうなずいた。
「夢を食べに来た獏のことを覚えている人間もある程度いるはずなんだ。でも皆たいてい『獏は伝説上の生き物だからあれは夢だな。』と思い込んでるからそれは大きな問題じゃない。でも獏が人間になって関わった人達についてはきっちり記憶を消してきたし存在した痕跡も消した。本来なら存在しない人間だから。」