ふんわり王子と甘い恋♡
「なんでって、なんとなく」
「また無責任なこと言って~」
もう、その話はいいからって、……願うのに。
話は全然、終わらない。
次のお客さんが来るんじゃないかって、入口を見つめてるのに……私を置いて、会話は続く。
「ぶっちゃけ、すぐるくんは高橋の幸せについてどう思ってんの」
「、…」
もう……本当に、なんの話を、しているの……
「ななちゃんは、幸せになれる。」
「、…」
逃げ出したくなる話題に、手の平をぎゅっと握る。
「あらそう。じゃああんたがしたげれば」
告白をしていないのに……こんなに怖いことって、あるんだ。
もういっそ、ここで今……好きって言ってしまったほうが楽かも。
そんなことを思ったとき。
「んなこと、俺に頼まれても、困るし。」
「、…」
本当の悲しみは、
涙なんて、出ないんだ……