That's because I love you.
三人でテーブルを囲み、遅めの夕食を食べ始める。

「うまっ!どれもめっちゃ美味しーよ、まりあちゃん~!」
「ほんとですか?よかったです…っ。」
「アキも料理人ですか?ってくらい料理上手いけど、まりあちゃんの料理はなんか家庭的であったかいな~。まりあちゃん、肉じゃがおかわり~!!」
「まりあによそわせるなよ。自分でやれ。」
「ちぇ~。ハ~イ。」
「まりあごめん、こんなオッサンの相手させて。」
「いえ…!すっごく楽しいです~。」
「オッサンって何だ!俺はまだ43だよ!」
「十分オッサンだろ。」
「え…!?多田さん、43には全然見えないです!てっきり30代かと…。」

多田は180㎝の長身で色黒、筋肉質な体型。
少し癖のついた黒髪はボリューム豊かで、無精髭が生えているが顔立ちも割と整っており、確かに見た目は若く見られることが多かった。
中身は年齢相応か、下手をするとそれ以上のオヤジなのだが。

「でっしょ~?俺見た目めっちゃ若いよね~?」
「まりあ、そんなお世辞言わなくていーの。コイツすぐ調子乗るから。」
「お世辞じゃないよねまりあちゃん!?俺調子乗って良いんだよね!?」
「うるさい。もう少し静かに食べられないわけ?」
「…ふふふ…っ。」

多田と明広の言い争いに、まりあはずっと愉快そうに笑いをこぼしていた。

「んだよ、アキはかてーなぁ。ご飯は喋りながら楽しく食べた方がいーよね、まりあちゃん?」
「はい~。私独り暮らしなので、こんな賑やかな夕食久しぶりで…今日、すっごく楽しいです。誘ってくれて、ありがとうございます…っ。」
「…そっか~。またいつでもご飯食べに来てよ!今度はアキに作らせるからさ~!」
「…僕任せかよ。…まぁ良いけど。」
「…ありがとうございます…っ!」

まりあの満面の笑顔に、明広と多田は揃って癒されていたのだった。



< 99 / 165 >

この作品をシェア

pagetop