きみは桜姫。
俺はあかりを、後ろから抱きしめてみた。

「ん……」
あかりがエッチな声を漏らすものだから、
俺はどうにかなりそうで

そのままうなじにキスをした。

「んっ………」
あかりはまた、小さく声をもらした。


俺はそのままあかりの短い髪に
顔を埋めて、
シャンプーの香りをかいでいた。





静かな夜。

悲しい出来事からひと段落して、
俺たちの心は落ち着きつつあった。
< 214 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop