西岡三兄弟の異常な執着~After Story~
紫苑「よくこんな勝手なことしたよね?
なんちゃって奥さん?」
紫苑は秀実を見据え、更に鋭く睨んだ。

秀実「紫苑様!これは……」
紫苑「わかってんの?君、ここの使用人!
こんなこと、許されない!」
秀実「あ、あの…」

紫苑「しかも!使用人ごときが、黄兄さん達の名前を呼び、挙げ句の果てに…………」
紫苑の雰囲気が、黒く染まった。
秀実「━━━━っつ…!!!」

紫苑「俺の大切な花苗ちゃんに対して“かなり”酷い扱いした」
秀実「も、申し訳ありません!!」
秀実はその場に立ち、頭を深く下げ必死に謝る。

友人1「え…?秀実、どうしたの?」
友人2「なんなの?これ…」
友人3「え?え?使用人って、何?」

紫苑「はぁぁ?謝り方がなってねぇよ!下衆が!!
土、下、座!!しろよ!」
秀実「え………」
紫苑「花苗ちゃんに謝れ!!こ、こ!!土、下、座!!」
紫苑は、足で地面をトントンと蹴りながら言った。

花苗「紫苑くん!!やめて!!
それに、こんな紫苑くん……怖いよ…」
紫苑「あ…ごめんね。
でも花苗ちゃんに掃除させたり、当たったりしてるって聞かされたら、頭にくるに決まってるよ?」
紫苑は花苗の頭を撫でながら、優しく言った。
あくまでも花苗には優しいが、雰囲気は恐ろしい。

花苗「それに、なんで知ってるの?
朱雀達を名前で呼んでるとか、私に掃除させてるとか」

水樹「私達が、紫苑様にお知らせしました」

花苗「え………水樹さん…が?」
秀実「嘘でしょ……」

塩見「申し訳ありません、花苗様。
私達、どうしても秀実さんのやり方が許せなくて……」
花苗「じゃ、じゃあ…朱雀も?知ってるんですか……?」
花苗は惨劇を思いだし、ガクガク震えだした。

水樹「いえ…この間紫苑様が来られた時に、少し花苗様に対しての秀実さんの態度をお話したんです」
塩見「その時に紫苑様が、もう少し様子を見てまた何かあったら連絡するように言われてたんです」

紫苑「それで、水樹さんが連絡くれたんだよ!」
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