イケメン御曹司が初めての恋をして、天然でかわいい女の子に振り回されちゃう話。
波に抗わずに沖のほうに来た。
砂浜のほうに人が集まっているから、周りに人はいない。
浮き輪に肘を置き、手を優乃の首の後ろに回す。
「優乃、すげぇかわいい。ポニーテールも最高だし、水着もかわいすぎてだれにも見せたくない」
「要くん……」
「ずっと触れたかった」
「ここ海ですよ?わたし、足ついてないです……」
「浮き輪あるけど」
「で、でも……」
「逃げられないね?」
我慢の限界で、優乃に触れるだけのキスを落とす。
すぐに離したけど優乃はさらに顔を赤くさせた。
この反応がいちいちかわいい。
狙ってない素の反応がさらにおれを夢中にさせる。
力が抜けたのか優乃の顔が海面ギリギリになる。
「お、溺れそう……」
「人工呼吸しようか?」
「要くん!!」
拗ねたように唇を尖らせる優乃。
本当にかわいすぎてどうにかなりそう。
おれが優乃に溺れてる。