ハーフな俺。後編(完結)
あれ以来何度か母親に会った。
それから、俺の弟にも。
剛(ツヨシ)あいつは、名前の通り強いやつだ。
俺の存在を知らされた時も、喜んで俺に飛びついてきた。
俺の方が動揺しちまったくらいだ。
上杉さんは頭を下げて俺に謝った。
上杉さんは何も知らず、全く悪くなかったのにだ。
俺は、本当に弱かった。
でも、今なら言える。
誰かを大切に思うからこそ、自分の弱さに恐くなり、
弱かった時があったからこそ、強くなりたいと願う、
強くなりたいと願うからこそ、前に進める。
そう、だからこそ人は明日へ、未来へと生きていけるんだって。
俺はそれを知ることが出来た。