エリート心臓外科医の囲われ花嫁~今宵も独占愛で乱される~
「え? あっ……!」

 清司郎の黒い髪と唇が身体を辿る感覚に、千春はまた甘い吐息を吐く。

「あ、清君……。ま、待って……」

 ギリギリまで攻めるという言葉に恐れをなして、そう懇願するけれど、彼の手と唇は止まらない。

「……千春にそうやってお願いされると、俺はなんでも叶えてやりたくなる。それがたとえ不可能なことでも。でも今夜はそのお願いは聞かない。今夜だけは俺の好きにさせてもらう。一カ月も俺の前から姿を消していた罰だ」

 なにやら不穏な言葉を口にして本格的に攻めに転じる清司郎に、もはや千春はなす術がない。

「あ……清君」

「千春、俺のものだ」

 胸元の黒い髪を抱きしめて、千春は愛しい彼の独占欲に身を委ねた。
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