エリート心臓外科医の囲われ花嫁~今宵も独占愛で乱される~
それなのに彼の方は、あいかわらず平然としている。それが憎らしくてたまらなかった。
「堂々としてればいいだろう。なにも悪いことをしているわけじゃない。医師だって休憩時間は自由にしてていいんだから」
なんてことまで言うものだからますます千春は頬を膨らませる。
「だ、だからって! 翔太君にまでムキになって……」
「高校生はもう立派な大人だ」
「高校生は、子供だよ‼︎」
「千春……」
清司郎がため息をついた。
「お前がそんなんだから、俺が牽制して回らないといけないんだ。男子高校生なんて、下手をすると大人よりもたちが悪いんだぞ」
そう言って清司郎は空になった弁当箱に手を合わせて傍に置く。
そしてまだ食べ終えていない千春にずいっと近づいて、そのまま腕の中に閉じ込めた。
千春の頬に柔らかいキスが降ってくる。
そして甘い声が耳に囁いた。
「本当は千春は俺の妻なんだって世界中に言って回りたいくらいなんだ。ここに"俺のもの"って書いておこうかな」
そう言ってもう一度千春の頬にキスをする。
「もう……清君ったら!」
そこまで言われては、怒る気も失せてしまって千春はくすくすと笑い出した。
以前別荘で、これが元の俺だから慣れてくれと開き直られたことが頭に浮かんだ。
千春はふふふと笑いながら、またお弁当を食べ始める。
清司郎が気持ちよさそうに千春の首筋に顔を埋めた。
こんな時間が愛おしくてたまらなかった。
たとえ病院中の噂になってしまったとしてもできるだけ続けていきたい。そんなことを思いながら千春は小松菜のお浸しを口に含む。
そしてウッとなって顔をしかめた。
忙しい清司郎の身体のことを考えて、千春は弁当に必ず野菜を入れるようにしている。今日は小夜からおそわった小松菜のお浸しだった。
見た目は青々としてとても美味しそうにできたのだが……。
「失敗しちゃった……」
ほんのり甘い味付けのはずなのに、あり得ないくらいに不自然にしょっぱい。
どうやら砂糖を入れるべきところを間違えて、塩を入れてしまったようだ。
千春はベンチに置かれた空になった清司郎の弁当箱を見てため息をついた。
「堂々としてればいいだろう。なにも悪いことをしているわけじゃない。医師だって休憩時間は自由にしてていいんだから」
なんてことまで言うものだからますます千春は頬を膨らませる。
「だ、だからって! 翔太君にまでムキになって……」
「高校生はもう立派な大人だ」
「高校生は、子供だよ‼︎」
「千春……」
清司郎がため息をついた。
「お前がそんなんだから、俺が牽制して回らないといけないんだ。男子高校生なんて、下手をすると大人よりもたちが悪いんだぞ」
そう言って清司郎は空になった弁当箱に手を合わせて傍に置く。
そしてまだ食べ終えていない千春にずいっと近づいて、そのまま腕の中に閉じ込めた。
千春の頬に柔らかいキスが降ってくる。
そして甘い声が耳に囁いた。
「本当は千春は俺の妻なんだって世界中に言って回りたいくらいなんだ。ここに"俺のもの"って書いておこうかな」
そう言ってもう一度千春の頬にキスをする。
「もう……清君ったら!」
そこまで言われては、怒る気も失せてしまって千春はくすくすと笑い出した。
以前別荘で、これが元の俺だから慣れてくれと開き直られたことが頭に浮かんだ。
千春はふふふと笑いながら、またお弁当を食べ始める。
清司郎が気持ちよさそうに千春の首筋に顔を埋めた。
こんな時間が愛おしくてたまらなかった。
たとえ病院中の噂になってしまったとしてもできるだけ続けていきたい。そんなことを思いながら千春は小松菜のお浸しを口に含む。
そしてウッとなって顔をしかめた。
忙しい清司郎の身体のことを考えて、千春は弁当に必ず野菜を入れるようにしている。今日は小夜からおそわった小松菜のお浸しだった。
見た目は青々としてとても美味しそうにできたのだが……。
「失敗しちゃった……」
ほんのり甘い味付けのはずなのに、あり得ないくらいに不自然にしょっぱい。
どうやら砂糖を入れるべきところを間違えて、塩を入れてしまったようだ。
千春はベンチに置かれた空になった清司郎の弁当箱を見てため息をついた。