もっと俺を欲しがって?
「ごめん!やっぱり私、戸澤のことは、その…彼氏とかそーゆう風には考えられなくて」
「…まだ2日じゃん。もっと考えてくれてもいいんだぜ?」
「いや、その…あんまり待たせるのも心苦しいっていうか…たぶん、気持ちは変わらない…から」
そう言っておそるおそる戸澤を見上げると
戸澤は「はぁ~」とため息をついて、自分の頭をガシガシ、掻いた。
「気持ちは変わらない、か。オッケ。そこまでハッキリ言われた方が逆にすっきりする。
ま、こーなることは悲しいかな、予想ついてたし」
そして自虐的に口角をあげた戸澤に胸が痛んだ。
「ごめん…でも、気持ちは嬉しかった…告白なんてされたの人生初だったし」
「ふ、あとで後悔しても知らねーからなっ」
「……うん」
「で?」
校舎の壁にもたれかかった戸澤が、横目で私を見た。
「お前がそんな浮かない顔してんのは、俺をフったからだけじゃねーんだろ?」
「…え?」
「神子戸澪。あいつと何かあった?」