【完結】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに幸せと愛を乗せて〜
「ホットコーヒーと、ホット紅茶を一つずつください」
「かしこまりました」
新たなカフェに入ったわたしたちは、向き合うようにして席に座った。
「……あの、お話って?」
わたしは恐る恐る口を開いた。
「君さ、Instagramやってるよね?」
「……え?」
い、Instagram……? なんで知ってるの?
「よくスイーツの投稿してるよな? それも週に二回くらい、必ず」
「え、どうして知ってるんですか……?」
とわたしが問いかけると、彼は「俺よく見てるんだ、君の投稿」と言ってきた。
「えっ? 見てくれてるんですか?」
「ああ。君のスイーツの投稿はとても美しいし、本当にスイーツが大好きだということが、投稿からもよく伝わってくる」
そう言われたわたしは「あ、ありがとうございます」と返事をした。
意外だな。天野川大翔がわたしのInstagramの投稿を見てくれているだなんて、思ってもなかった……。
「君はスイーツをたくさん食べ歩いているだろ?」
「はい。まあ」
「実はスリーデイズが今度、初めてのスイーツ部門を立ち上げることになったんだ」