【完結】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに幸せと愛を乗せて〜


「ホットコーヒーと、ホット紅茶を一つずつください」

「かしこまりました」

 新たなカフェに入ったわたしたちは、向き合うようにして席に座った。

「……あの、お話って?」

 わたしは恐る恐る口を開いた。

「君さ、Instagramやってるよね?」  

「……え?」

 い、Instagram……? なんで知ってるの?

「よくスイーツの投稿してるよな? それも週に二回くらい、必ず」

「え、どうして知ってるんですか……?」

 とわたしが問いかけると、彼は「俺よく見てるんだ、君の投稿」と言ってきた。

「えっ? 見てくれてるんですか?」

「ああ。君のスイーツの投稿はとても美しいし、本当にスイーツが大好きだということが、投稿からもよく伝わってくる」

 そう言われたわたしは「あ、ありがとうございます」と返事をした。
 意外だな。天野川大翔がわたしのInstagramの投稿を見てくれているだなんて、思ってもなかった……。

「君はスイーツをたくさん食べ歩いているだろ?」 

「はい。まあ」

「実はスリーデイズが今度、初めてのスイーツ部門を立ち上げることになったんだ」
< 11 / 198 >

この作品をシェア

pagetop