No rain,No rainbow
「…律さん、気持ちいいから、もっと、して…」

くちびるで、私の涙を吸い取った律さんからは、

「…ん…!!」

痛いほどのキスが落とされる。

でもそれは、愛情が感じられる、深いキス。

何もかもが、初めての心地よさと、気持ちよさと、優しさ。

体中、どこを触られても気持ちがいい。

そのうちに、私と律さんの境目が溶けてなくなって、文字通り、ふたりで、ひとつになる。

大きな、シアワセ。


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