No rain,No rainbow
気持ちよすぎて、声が出る。

まるで、自分じゃないみたいに。

恥ずかしいだとか、そんな気持ちもわかないくらいに、ただただシアワセで。

「…律さん…もう…っ…」

ちいさく呟いたのか、それとも叫んだのか。

自分でも分からないくらいに、没頭する、律さんとのセックス。

「…そんな声は…反則…でしょう…」

律さんもちゃんと、気持ちいいといいな…

思っていた声は、口をついて出て、

「すごく、気持ちいい…ですよ…」

返しながら、キスをくれた律さん。

「…いっしょに…」

もう、どっちが呟いたのかさえ、わからない。

そんなこと、どうでもいい…


< 166 / 551 >

この作品をシェア

pagetop