No rain,No rainbow
「あなたが不安なら、何度でも言います。あなたのままで、ずっと一緒にいてください。あなたが好きです。この気持ちが変わることはありません。絶対に」

オレの方が…

最後の呟きは聞き取れるか取れないか位の、ちいさな声で。

その律さんの呟きで、律さんも不安なのだと知る。

私はいつも、どれくらいのものを律さんに返せているんだろう?

どうか、どうか、伝わりますように。

思いを込めて、律さんの目を見て囁く。

「…好きです。もう、律さん無しじゃ、毎日を過ごせないくらいに。律さんが好きです」


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