後味も甘く彩る


「……ほんと、せんぱいってひどいよね。人の告白流した挙句、完全に忘れるとか」

「え、こくはく……?」

「……2ヶ月前くらいに、この教室で『すきです』って言ったの。でもせんぱい、『ありがとう』って流したんですよ。俺、次の日ショックで熱出ました」



2ヶ月前……?いやでも、さすがにそんなことあったら忘れるはずないと思うんだけどな。

そう思っていたとき、ふいに頭の中で『俺、せんぱいのことすきです』という声が過ぎった。



――――あれは、確か私が会長として自信をなくして才原くんに弱音を吐いてしまったとき。そのときに才原くんから言われた言葉だ。


時期は確かちょうど2ヶ月前くらいで、今みたいに生徒会室でふたりきりだった。点と点が、繋がっていく。
< 11 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop