ウソツキハート
話し出すために、大きく吸った息は、
「…ん…、」
あらたの舌に総て、絡み取られてしまう。
苦しいほどの口づけは、苦しいはずなのに、優しくて。
あらたが吐き出す息が、あたしのカラダの中に入ってゆく。
まるでそれは、あたしが生きてゆくために必要な空気そのもので。
あたしは今、この瞬間あらたに生かされているのだと、強烈に思う。
あらたに出逢わなければ、きっと知らなかった感情は、せつない?それとも甘いのだろうか…?
とにかく、この瞬間、あらたが隣にいてくれることに感謝して。
総てを吐き出してしまおう。
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