ウソツキハート
そんな問いかけは、いつものように口には出さないけれど。
あたしの頭を乱暴に撫でて、腕を引いてソファーに座らせた。
そうして落とされたのは、優しく暖かい、キスで。
暖かいのは、シャワーから上がったばかりだからだ。
本当のあらたは、冷たい。とても。
そんな風に自分自身に言い聞かせていないと、あたしは、壊れてしまう…。
「…泣くなって。な?」
またも落とされる、優しいキス。
特別なんだ。今日は、きっと。
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