ムボウビハート
「あのー、それって、さ?作品タイトルだったりします…か…?」
恐る恐る切り出せば。
「おー、なかなかいいタイトル、だろ?」
珍しく、にっこり笑ったりするもんだから、あたしの心臓の鼓動がペースをあげる。
いやいや、でも、「コンビニ天使」だけは、なんとしてでも阻止するべきだと思うのは、あたしだけでしょうか…?
「い、いや、ほんっとに素敵なタイトルだと思うよ?」
そんな、ひきつり気味のあたしの笑顔を、
「そうだろ、そうだろ?」
こういう時に限って、素直に受け止めちゃうのは、あらたらしいけれど、ね?
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