愛を教えて欲しくない


いつからこんなんなっちゃったんだと、もぐもぐと頬張る幼馴染をみながら考えを巡らせていたら視線に気がついた慧がフォークを置き、頬杖をついた。

「そんなに熱視線でみられたら困っちゃう」

「誰か熱視線で見てるの?ご馳走様でした。」


立ち上がって、シンクにお皿を置きに行くと「洗い物も俺がやるから置いとくだけでいーよ」と言われたので、お言葉に甘えて、ソファに腰をかけた。

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