激甘御曹司は孤独な彼女を独占愛で満たす

私を幸せにしたいって、――じゃあ聖さんの幸せは何。

私を優先して自分のことは後回し?
私だって貴方に幸せになってほしい。

「ああ、俺の幸せは美優がプロポーズを承諾してくれて毎朝、キスしてくれること」

多くは望まない、ささやかな幸せだけでいい、美優がいてくれるなら。
耳元で囁かれた。そんなの反則だった。私だってきっと、そう思ってくれる優しいあなたの隣にいるだけで幸せなんだから。手を出して、指輪をはめてもらった。
そして、誰も居ないことを確認して首を伸ばして彼に唇を寄せた。
霞めたのは、頬だったけれど、それだけで茹で蛸みたいに体を熱くした。

「……よろしくお願いいたします」

 自覚してから堕ちるまで早かった。けれどこんなに思われて幸せ。
抱きしめられ、彼の温もりに、彼の香りに包まれる。
ああ、好き。たまらなく好き。胸が苦しくなるぐらい好き。
どうやってこの気持ちを伝えていいのか分からないから、私たちはきっと抱き合ってしまうんだろうなって背中の手に力を込めながら思った。
今日だけはモップはリビングのケージの中。

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