一夜では終われない~ホテル王は愛しい君を娶りたい~
「えっ、小山教授の講義も取ってるんですか? 私も取ってます」
せっせと昼食を口に運びながら話す会話は不思議と途切れなかった。
わかったのは彼が私と同じ大学一年生で、同じ講義をいくつも取っていたということ。
普段は部屋の一番後ろで講義を聞いているらしく、前の方に座りがちな私が彼の存在に気付かなかったのも当然といえば当然だった。
やがて自然とお互いの口調がやわらぎ、敬語が取れてさん付けも消える。
「橘くんはこの後も講義?」
「ああ、日本経済史が入ってる」
「そっか。じゃあまた次に会うのは来週かな。月曜にフランス語を取ってるって言ってたもんね」
せっせと昼食を口に運びながら話す会話は不思議と途切れなかった。
わかったのは彼が私と同じ大学一年生で、同じ講義をいくつも取っていたということ。
普段は部屋の一番後ろで講義を聞いているらしく、前の方に座りがちな私が彼の存在に気付かなかったのも当然といえば当然だった。
やがて自然とお互いの口調がやわらぎ、敬語が取れてさん付けも消える。
「橘くんはこの後も講義?」
「ああ、日本経済史が入ってる」
「そっか。じゃあまた次に会うのは来週かな。月曜にフランス語を取ってるって言ってたもんね」