一夜では終われない~ホテル王は愛しい君を娶りたい~
彼との今を生きると決めてから、これまでよりも毎日が楽しくなった。
困るのは私も深冬もキス以上を求めているのに、彼の怪我のせいで先へ進めないことだ。
「もうすぐクリスマスですねー。橘さんはやっぱり社長とデートですか?」
珍しく暇を持て余していたコンシェルジュデスクで、口を動かさずに同僚が話しかけてくる。
私も雑談などしていないかのように振る舞いながら答えた。
「クリスマスは私も社長も普通に仕事ですよ?」
「なんかもったいないです。愛妻家の社長がどんなクリスマスをプレゼントするのか知りたかったのに」
彼が愛妻家と知られているのは、先日の皐月さんの件が理由だ。
困るのは私も深冬もキス以上を求めているのに、彼の怪我のせいで先へ進めないことだ。
「もうすぐクリスマスですねー。橘さんはやっぱり社長とデートですか?」
珍しく暇を持て余していたコンシェルジュデスクで、口を動かさずに同僚が話しかけてくる。
私も雑談などしていないかのように振る舞いながら答えた。
「クリスマスは私も社長も普通に仕事ですよ?」
「なんかもったいないです。愛妻家の社長がどんなクリスマスをプレゼントするのか知りたかったのに」
彼が愛妻家と知られているのは、先日の皐月さんの件が理由だ。