片恋
やっぱり、延藤くんは気づいてたんだ。

私が、朝に話があると言った時から……。

ううん、もしかしたら、昨日にはすでに。



「……ごめんなさい。他に、好きな人がいます」

「まあ、だよね。それで?」


肩をすくめて、口元だけで笑う延藤くんは、私にその先を促す。
< 368 / 412 >

この作品をシェア

pagetop