※あの乙女はニセモノです
そうに決まってる。
そんな分かりきったことに緊張なんてするわけないから。
でもやけに雰囲気がある…。
この子なら本当にしそうっていう空気が余計に緊張感を与える。
「ふふ、可愛い。それならお礼、貰っちゃいますね!」
「えっー…」
女の子は私の返事も聞かずに左腕をグイッと引っ張ってきた。
と思ったら一気に視界が女の子の顔でいっぱいになった。
そして唇には温かくて柔らかい感触。
何が起きてるんだろう。