むり、とまんない。
***


「うっわ、やっぱりあたしうますぎない?
メイクの才能あるわ」


「それは思った。
あすみ、将来メイク系の専門とか考えてみたら?」


あれから私は。


「ありがとう、ふたりとも」


「どういたしまして!
遥くんとめいっぱい、イチャイチャしてきなさい!」


「遥、あまりのかわいさに失神しちゃうんじゃない?」


「ちょっとトイレに行ってくる」と屋上に遥を残し、慌ててあーちゃんと桃華が待っていた教室にやってきた。


「miwaちゃんにお願いして、このドレスも借りたの!遥くん、胡桃のドレス姿、見れてないでしょ?」


だから、今度こそめいっぱいかわいくなった胡桃の姿、遥くんに見せてあげようよ!


そして話を聞いた桃華もいっしょに手伝ってくれるって言ってくれたから。


「お願いします」


「「任せてっ!!」」


ふたりにすべてをお願いすることにした。


純白のプリンセスラインのドレス。

胸元が大きく開いた部分には、ふんだんにレースがあしらわれていて。

肩がほんのり隠れるくらいのデザイン。


髪はみつあみにして、アップに。

そして極めつけは、白のお花がついた花かんむり。


「綺麗だよ、胡桃」


「真面目な話、遥、まじで気絶しちゃうんじゃない?」
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