BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-
「千広さん戻られてたんですね!お帰りなさい!お疲れ様でした!!」
どん!とわたしを押しのけて、開吏くんが駆け寄っていく。
千広くん過激派、やっぱりすごい。
なんとなく微笑ましく思い見守っていると、またドドーン!と雷が落ちた。
わあ、激しい!!
久しぶりに強い嵐かも……!
「うを〜さっきより近いね」
のんびりと言いながら、冽くんがわたしの肩を抱く。
「るーちゃんは僕が守ってあげるから大丈夫〜」
肩を抱かれたことで一旦フリーズ
……した、わたしの返事より先に聞こえたのは、千広くんの鼻で笑う声だった。
「心配いらねえよ。あやるは雷鳴るとテンションあがるタイプ」