BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-
「わかってるもん……千広くんのバカ!」
ちっとも冷静じゃいられなくなったわたしは、気づいたら感情のままにとんでもない言葉をぶつけていた。
同時に涙がぽろりと流れた。
「わかってるけど、っ、千広くんになら、もし何かされてもいいって思ったから、言ったんだもん……」
あとのことを考える余裕もない。
ストッパーが外れたみたいに、勝手に気持ちが飛び出て行く。
「QUEENになったときも、どうしてもしなきゃいけないなら、相手は千広くんがいい、ってわたしが言ったの覚えてないっ? 誰でもいいわけないじゃん」
「……あやる、」
「ただ一緒に眠りたかっただけなのに……なんで怒るの……」
頭のどこかで、止まれって必死に叫んでる自分がいる。
文脈もめちゃくちゃで、言ってること意味分かんないし、こんなの、千広くんに迷惑なのに……。