極・恋 〜あの日から始まった恋〜
学校へ着くと、8時20分を過ぎていた。

「…急がないと」

少し歩く速度を早めて教室に向かった。

私の教室は3階にある。

地味に長い階段を駆け上がる。

「はぁ…間に合った。」

8時25分になるチャイムは、私が教室に入ったと同時に鳴った。

私の席は廊下側の1番後ろだから、誰にも見られることはない。

いつもと少しだけ違う1日のはじまり。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

キーンコーンカーンコーン

お昼休みが始まるチャイムが始まる。

友達のいない私は、いつも1人で屋上に行って食べている。

ガチャ

「…え?」
< 3 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop