こんな私が恋していいの…?
第1章✩.*˚

学校のお姫様

【美愛side】

「美愛ちゃんおはよぉ」
「美愛おはよ!今日もかわいーね」
「やっと来た!会いたかったよぉー」
私の学校生活は、いつも友達の明るいあいさつで始まる。
「あっちゃん、りこ、瑞希、おはよー!!瑞希、ぎゅーってし過ぎ!いつもやめてって言ってるのにぃ〜」
「だって美愛が可愛すぎるんだもん」
瑞希はいつも私が教室に入った瞬間に抱きついてくる。クラスの人に見られるのが恥ずかしいからやめてって言っても、「可愛い」って言ってやめてくれない。私に可愛いなんて言葉は似合わないのに。
「可愛いなんてバカなこと言ってないで離れなさーい!」
ふぅ、ようやく離れてくれた。
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