光の向こうへ
「残念だったなはるか。俺と横になれなくて」
名簿順ということから、席争奪戦を制した太陽の足取りは軽い。スキップでもはじめそうなほどルンルンだ。
「いや、むしろ嬉しいよー。たいちゃんの横とか地獄でしょ。」
はるかの足取りはとても喜んでる太陽を馬鹿にしたかのように冷静だ。
軽くディスられる太陽ととてもいい笑顔のはるか。いつも通りの光景だ。
それからチャイムがなるまでは雑談タイム。といっても、僕とはるかは春休みも毎日顔を合わせていたし、太陽ともラインしたり、遊びに行ったりしていたから特別話すネタがあるわけではない。
太陽が思いついたことを僕たちに投げかけ、それに応えていく。たまに、はるかが太陽をいじって、太陽が僕に泣きついてくる。何もないただの時間は楽しくてあっという間だ。周りが来始めると、太陽を中心に話の輪が広がっていく。
チャイムがなると、始業式という名の校長の退屈な話を聞くだけが目的の式に向かう。
始業式の後に行われる担任発表に皆が気を取られ、誰も校長の話は聞いていないけど。太陽に至っては爆睡をかましていた。
名簿順ということから、席争奪戦を制した太陽の足取りは軽い。スキップでもはじめそうなほどルンルンだ。
「いや、むしろ嬉しいよー。たいちゃんの横とか地獄でしょ。」
はるかの足取りはとても喜んでる太陽を馬鹿にしたかのように冷静だ。
軽くディスられる太陽ととてもいい笑顔のはるか。いつも通りの光景だ。
それからチャイムがなるまでは雑談タイム。といっても、僕とはるかは春休みも毎日顔を合わせていたし、太陽ともラインしたり、遊びに行ったりしていたから特別話すネタがあるわけではない。
太陽が思いついたことを僕たちに投げかけ、それに応えていく。たまに、はるかが太陽をいじって、太陽が僕に泣きついてくる。何もないただの時間は楽しくてあっという間だ。周りが来始めると、太陽を中心に話の輪が広がっていく。
チャイムがなると、始業式という名の校長の退屈な話を聞くだけが目的の式に向かう。
始業式の後に行われる担任発表に皆が気を取られ、誰も校長の話は聞いていないけど。太陽に至っては爆睡をかましていた。