私、生徒会長です。あなたの事を好きになりませんが何か?
「あのね、私もう子供じゃないのよ」

「あれ?舐めただけじゃダメだったかなぁ…」

そういうと、赤城くんは私のひざに消毒液を塗った。

「先輩、しばらく安静にしてて下さいね」

「赤城くん、ありがとう」

私は教室へ帰ろうと立ち上がった。

「イテッ…」

「だから安静にしてって言ったじゃないですか」

「私、次の授業があるから教室戻らなきゃ」

「しょうがないなぁ…おんぶしましょうか?」

「馬鹿じゃないの!」

その一言で傷の痛みが吹っ飛んだ。

私は走って教室へ帰るのだった。
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