【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
 そしたらなんと、それを読み終えたカーナが沼った。その創作話に。ぐいぐいと世界に引き込まれたと言う。同志を一人ゲット。
 さらに「なんとも言えない気持ちになった」という感想までもらった。
 そう、ビーエルのよいところは、なんとも言えない気持ちになれるところ。とにかく男子二人、もしくはそれ以上でもいいのだが、仲良くワチャワチャやっている姿が好き。でも、最終的には特定のカップルもしくはコンビの幸せを願っている自分がいるのだ。

 カーナが言うには、絶対ジジとエレナも好きだと思うから、二人にも読ませてみたら? ということで勇気を出して二人にも見せた。もちろん、強制はしない。

 そして見事、この創作話を読んだこの二人も沼ってくれた。ズボズボと。こうなったら、この沼から出ることは難しいだろう。
 アイリーンとしては、これだけ友達が沼にハマってくれたのであれば、もっと書くしかない、と思った。
 そして見事沼落ちした他の三人も、それぞれが書いた小説をそれぞれで読んで、消費していた。もちろん、ビーとエルで。だって文芸部員だもん。創作活動をしなければ。

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