白い天使

まだ私の未来は分からず先輩達と軽くミーティングを済ませ真衣と舞子と生徒玄関に向かう。

山口真衣「今日疲れたね」

相川みつる「ね!夏樹先輩おしかったね」

と、他愛のない会話をし学校を後にした。

駅まできてみんなと別れた。

なんか今日はいつも以上に疲れた
いつもはこんな事ないのに…

これが病への前兆とはまだ知らなかった。

私の家へと帰る電車に乗る。

どこかで遊んでいた女グループ
カップル
ギャル
塾帰りの人
スーツを着た男の人
達が電車にいつもの様に乗り合わせていた。

いつもの日常、いつもの毎日。

その中の1人に声をかけられた。

パパ「練習試合どうだった?」

相川みつる「あっパパ?どうだっていいでしょ?あっち行って」

絶賛反抗期中の私は思ってもいない事を話した。

別にパパの事は嫌いじゃないけどなんかイライラする。

言うと悲しそうな顔をし、隣の車両へと消えて行った。

ギャル「うわーパパ可哀想」

この光景を見ていたギャルが大笑いしながら言った。

みんなギャルの方に視線をやった。

それを気にもしていないで私の降りる駅で降りた。

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