月夜に笑った悪魔 (番外編)


……暁は、お母さんを目の前で失ってる。
暮人さんまでもしいなくなってしまったら、暁は……。



「お2人とも、乗ってください!俺たちはあとから病院に行きますから!」


春樹さんにそう言われて、私は暁の手を引っ張って救急車に乗り込んだ。



すぐに走り出す救急車。



……お願い、神様。
これ以上暁からなにも奪わないで……。



私は暁の手を握りながら強く願っていた。


< 297 / 382 >

この作品をシェア

pagetop