雨降る傘の下で、愛は始まる〜想う愛に想われ愛
【また1つ大人になる】
「うーん、・・・んっ?ここは・・・」
はっ!朝陽さんの家だ。
時間は夜の1時。
朝陽さんは横にいない。
寝室を出ると、朝陽さんがソファに座って、パソコンに向かっていた。
「美咲、目が覚めたか?」
朝陽さんはこっちを見ずにいた。
声、低くて冷たい・・・
「はい・・・」
振り向いた顔は、目が笑ってない。
「俺が何で怒ってるか、わかってるよな」
「はい・・・」
「じゃあ、説明してもらおうか」
「あのー、シャワー浴びて来ていいですか?」
朝陽さんはじっと見つめた後、小さなため息をついていた。
「わかった。ただ、時間を稼いでも、怒られるのは変らないぞ」
「はい・・・」
もう、返事するだけしかなかった。
私は、シャワーを浴びて、髪を乾かしながら、あの時の私に、お酒はダメだっと言ってやりたいくらい反省していた。
「朝陽さん、シャワー浴びてきました」
「ここに座って」
朝陽さんに言われた通り、横に座った。
「楽しかったか?」
「はい・・・久々に同期とも会えて、学生気分の研修の頃を思い出しまして・・・」
「で、お酒を勧められて飲んだってわけなんだ」
「そう、ですね、甘くて美味しくて、つい・・・」
「ふーん、それで?」
「ふわふわして、外で酔いを覚まして、朝陽さんに電話しようと・・・」
「横にいたのは?」
「同期の坂田くんです」
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