無口な彼の妬かせ方
「……………」
「……………」
翔が布団に入ってからは、なぜか沈黙が続いていた。
…なんでだろう。
なんか、いつも通りに話題が浮かばないというか…
翔だって黙ってるし…。
チラッ、と。
一瞬だけ目線を上げてみる。
「っ、」
だが。
同時に、
私の視界は一気に暗くなった。
背中に、腕の感触。
そして、翔の甘い香り。
「しょ、う?」
私、今、
翔に抱きしめられてる。
久々のその感覚に、
私の身体は一気に熱くなり、
心臓がすごい速さで高鳴っていた。