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不安な気持ちにはなりたくない。
一回でもそんな気持ちになってしまえば
私の事だ、ズルズル引きずってしまうに決まってる。
「このお菓子、食べていいですか?」
「いいよ~ いっぱいお食べ」
許可をもらい、私は再びお菓子をつまんだ。
未来の事はもう何も考えない。
時間に任せるだけ。
それまで蒼空さんと楽しく過ごすって、そう決めたんだから。
席に座っている間、いろんな人とお話をした。
主にそれは蒼空さんのことで。
「蒼空ってさ、ほんとなんでも出来るよね。
4回の最後らへんのゼミってほとんど遊びみたいなもんでさ、みんなでバスケしようってなったんだよ。
蒼空はやる気ないっていう割にシュート決めまくってたし。なんなのアイツ何もかも羨ましいんだけど」
運動ができて
「この間のテスト満点だったよな。あれ結構難しかったのに」
勉強ができて
「あと服装がお洒落。シンプルなのに、蒼空が着るとなんでもお洒落に見えるんだよなあ」
服はなんでも似合って
「誰かが体調悪い時1番先に気付くのが蒼空だよね。」
周りをしっかり見ていて
「「「あと、めちゃくちゃ甘い物好き」」」
みんなが声を揃えてそう言った。
話を聞く限り、
マイナスな話なんて全くなくて
良いところしか出てこない。