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「一目惚れだったの!あの人が!!

友達みんな彼氏できてて、羨ましくて、

早く私も彼氏欲しいな~なんて思いながら学校帰りに何気なく川沿い歩いていたら、草の上で寝っ転がってる人がいて、

その時に初めて顔を見たの!

じゃあ、チョーーーーーかっこよくて!!!

……隠し撮りしちゃった♪」


「え?」





思わず声を漏らした蒼空さん。


そんな蒼空さんや私達に、亜美さんはほら見てっと携帯の画面を向けた。


そこには草の上で寝転がる蒼空さんの姿がガッツリと映っていた。





「見覚えがある…この光景………」


「あら、月姫ちゃんも同じ日に目撃してたのかしら?」





目撃したもなにも、川で指輪探して欲しいってゆー依頼のときのやつだこれ。


事務所帰れって言われてやっぱり私も手伝おうって引き返したときのやつだこれ。





「……いや勝手に撮んなよ」





引き気味の蒼空さんに対して「だってぇ~」っと亜美さんは甘えた声で蒼空さんを見つめる。



「それでね!

その小さい人と一緒にどこかに行こうとしてたからついて行っちゃえっと思ってついて行ったの。


じゃあ"何でも屋"とかゆーお店に行き着いて、

なんだここって思ってネットで調べてみたら、なんでもしてくれるって書いてあったから、

ストーカーに追われてるフリでもして彼氏になってくれないかなぁ~って。


怯えてる女の子って守りたくなるでしょ?
そこから恋に発展………♪


だからお兄ちゃんにストーカー役お願いしちゃった♪」


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