月夜に笑った悪魔 ハロウィン特別編
遠慮なんかしてやんないんだから。
シャツの下へと手を滑らせ、触れた素肌。
筋肉質な体。
シャツを捲って見えた鍛えられた体は、すごくきれい。
その肌に舌を這わせ、上へと移動していくと……。
襖の向こうから、聞こえてきた足音。
その音はこっちに近づいてきていて、私は暁から離れた。
襖へと目を向ければ、そこは開けっ放し。
……いけないいけない。
このままだと見られるところだった。
こんなところ誰かに見られたらやばすぎるよ……。