すずの短文集
夕立みたいな君
一日遊んだ夏の午後、君はいつもと同じよう、夕立ちみたいに気が変わる。

ふんわりもくもく笑っていても、いきなり泣き出しにわか雨。

なぐさめ僕が笑ってみせると、あっという間に晴れてきて、

いつの間にやら静かになって、空に瞬く星のように、また明日、と目がキラキラ光る。

キレイな虹は見えなくたって、君の笑顔があればいい。
< 21 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop