非常勤講師と受験生
「それで、『私と小林先生の事』って?」

「あぁ、それなんだけど…。」
「葵と小林センセーってさ…。」

ゴクリッ。そう唾を飲み込んだ私にまゆちゃんは…。

「やっぱ付き合ってんのかっていう位尊いよねーっ!」

(え…?どゆこと…?)

「いやー、うちさ?最近ケータイ小説書くのにハマってて。」

「ケー、タイ、小、説…?」

「そう!ケータイ小説!それで、小林センセーと葵の関係で小説書こうと思ってるんだよねー。」

「え、私と小林先生の関係で…?」

「名前とか設定は変えるけど、これまでの出来事とか参考にしたくて!」
「どーしてもお願いできないかな?」

「いや、別にそれは良いけど…。」

「ほんと?ありがと!じゃっ!」

そう言って、まゆちゃんは屋上から去って行った。

『ケータイ小説』とか、『私と小林先生の関係で小説を書く』とか、どういう意味だったんだろう…。
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