やっと解けた
突然のことに驚き、固まっていたその時、窓の方を向いていた彼がふとこちらを見た。

その顔は今まで誰にも向けられたことの無いバカにしたような、嘲笑うかのようなそんな表情だった。

「随分謙虚なんだね」

そう言った彼の声は今までの暖かい優しいかれからはそうぞうできないような、とても冷たい声だった。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

そういうとこ嫌いだわ

総文字数/21

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「お前のそういうとこ昔から嫌いだわ」 「私は好きだけどな」 「はい。うざい」 「え、照れてるの?顔赤いけど」 「は?照れてないし。早く出ていけ」 「ここ私の家ですけどね」 天邪鬼な拗らせ野郎が素直になるまで大人しく待ってるぐらいには君のことが大好きみたいです。
そろそろ素直に話しましょう

総文字数/383

恋愛(キケン・ダーク)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「生きづらそうな生活してんね」 それがヤツに初めてかけられた言葉 (は?いつも一人でいるあんたの方がよっぽど生きづらそうよ) 「いつもヘッタクソなニコニコ笑顔して疲れない??」 は?何こいつ 「どうせ腹ん中真っ黒なんでしょ? 俺そうゆうヤツら大っ嫌い」 いつもニコニコ八方美人系女子 日野川 優衣花 (ひのかわゆいか) × 学校では1人の無愛想なイケメン 澤野 涼 (さわのりょう) 「なぁ、もっと楽な生き方できねーの?」 「あんたこそもっと楽しそうに出来ないの?」 「素直に辛いっていえば?」 「それはこっちのセリフなんだけど!」 「なぁ、もう限界。ゆい助けて」 無愛想な君の表情が歪んだ時・・・それは素直になる合図 「ほら俺を素直にさせた責任とれよ」 お互いの恋で自分らしく生きれる気がした。 「素直になれたね」 「お前の前限定だけどな」 これは正反対のようで似ている2人の不器用な恋の物語‪𓂃。
あの日の後悔を今君に

総文字数/1,803

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「陽菜」 君がそう呼ぶ度に胸がいっぱいだった。 席替えで隣の席になった時、ひじが触れ合うだけでドキッとした。 目が会う度にふわふわした。 だからそれだけで幸せだった。だから気づかなかった。 私と君はただのクラスメート 卒業したらただの元クラスメート 卒業したらもう気持ちを伝える手段はないとゆうことに。 あの時すぐに話せたあの時に、勇気を出せなかった私はあなたへの思いを抱えたまま今日も生きています。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop