君は。
初めは特別危害をくらえることは無かった。

定規や鉛筆のような軽いものから上靴、ランドセルなどの必要なものまでが頻繁に無くなるようになった。

でも俺が無くし物が多いだけだと自分で言い聞かせていた。

その無くし物は大抵ゴミ箱かトイレの中に入っていたから俺は辛さを押し殺して毎日のように放課後、双方を探して回った。

誰かがわざわざ見つけて置いて言ってくれたのだと都合の良い勘違いをしたりもした。
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