一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
Side翼
朝一番で出張先をとんぼ返りした翼と総司の乗ったタクシーが会社の前に到着した。
タクシーの後部座席のドアが開くやいなや、俺は急いで車から飛び出した。
続いてタクシーに降りた総司も
走って俺を追いかけてくる。
息を切らして走る俺に驚く受付嬢や社員を
俺は目もくれず、
走ってエレベーターの前まで行くと
上に上がるボタンを連打した。
「そんな何度も押したところで
エレベーターはすぐに降りてきてはくれませんよ」
総司が呆れた様子で
息をきらしながら俺の隣に立った。
「分かってるよ!」
俺はなかなか降りてこないエレベーターに
苛立ちを隠せないでいた。
「まだ、出張先で仕事も残ってるというのに帰りたいってどうしたんですか?」
「かよ子さんの様子がおかしかったんだ...
気になって、
マンションに何度も電話しても出ないし...
夜中にコンシェルジュに電話して聞いたら
昨日、かよ子さんから大量の荷物を
宅配便で送るよう頼まれたらしい。
胸騒ぎがして仕事どころじゃない」
俺は顔面蒼白でエレベーターが来るのを
見つめている。
「今日の夜からメグさんの結婚式が
ありますし、早めにアトリエの方に戻られたのでは?」
総司がはぁっと溜め息をついた。
朝一番で出張先をとんぼ返りした翼と総司の乗ったタクシーが会社の前に到着した。
タクシーの後部座席のドアが開くやいなや、俺は急いで車から飛び出した。
続いてタクシーに降りた総司も
走って俺を追いかけてくる。
息を切らして走る俺に驚く受付嬢や社員を
俺は目もくれず、
走ってエレベーターの前まで行くと
上に上がるボタンを連打した。
「そんな何度も押したところで
エレベーターはすぐに降りてきてはくれませんよ」
総司が呆れた様子で
息をきらしながら俺の隣に立った。
「分かってるよ!」
俺はなかなか降りてこないエレベーターに
苛立ちを隠せないでいた。
「まだ、出張先で仕事も残ってるというのに帰りたいってどうしたんですか?」
「かよ子さんの様子がおかしかったんだ...
気になって、
マンションに何度も電話しても出ないし...
夜中にコンシェルジュに電話して聞いたら
昨日、かよ子さんから大量の荷物を
宅配便で送るよう頼まれたらしい。
胸騒ぎがして仕事どころじゃない」
俺は顔面蒼白でエレベーターが来るのを
見つめている。
「今日の夜からメグさんの結婚式が
ありますし、早めにアトリエの方に戻られたのでは?」
総司がはぁっと溜め息をついた。