一途な敏腕社長はピュアな彼女を逃さない
神崎さんと総司さんが凪沙さんに手を焼いている頃、わたしはそうとは知らず家まで続く
木々に囲まれた細道を車で走らせていた。


そして私は神崎さんと別れてから
一人になると、ふと言い知れぬ寂しさを感じていた。


おかしいな...


今まで一人で住んでても寂しいなんて
感じたことなかったのに...


早く神崎さんに会いたいと思ってしまう...


一日一緒にいただけで
こんな気持ちになってしまうんだったら
絵が完成するまで一緒に暮らしてしまったら
私は神崎さんと離れることはできるのだろうか...


私は神崎さんに早く会いたい気持ちと
不安な気持ちの両方にさいなまれていた。


< 86 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop