言いましたが、 違います‼︎
「ママも彼、美紗都ちゃんにピッタリだと思うわ」
動物談義に花を咲かせている男ども。
ママと二人になり、慎太郎にミルクをあげていると後ろからひょこっと顔を出したママが爆弾を落としてきた。
「はぁ」
驚いて哺乳瓶を落としそうになる。
「まぁ、危ない。ママにもやらせて」
慎太郎を抱き上げ、上手にミルクを上げ始める。
「懐かしいわ」
と微笑むママを見ていると私まで微笑んでしまう。
でも、それとこれは話が別だ。
「急に何を言い出すの。私と永太郎はそんな関係じゃないって‼︎」
「フフフ、そうなの?」
出た、ママお得意の“そうなの?”
意味ありげな“そうなの?”の後に“でも、ママはこう思うわ”で、どれだけ自分の思い通りに事を運んで来たか。
私は大きくワザとらしくため息をつき
「何が言いたいの?」
と先手を打った。
「なんでもないのよ。ただ、昔のパパとママを思い出しただけよ」
フフフと恥ずかしそうに笑うママ。
「ママも始めればパパの事、あんまり好きじゃなかったのよ」
パパには内緒ね。
そう言いとママは昔話をし始めた。
ママとパパの出会いはお見合いで、ママを見たパパが一目惚れをして猛烈アタックをして結婚したと聞いていた。