政略結婚のはずですが?~極甘御曹司のマイフェアレディ計画~
ソファーでしばらく私とのキスを堪能したあと、零士さんは着替えに行った。
その間に夕食の準備を済ませてしまう。

「美味しそうだな」

本当に嬉しそうに零士さんが食卓に着く。

「俺、牛肉とマグロが好物だと思っていたんだけどさ」

零士さんは今日も美味しそうに私の作った料理を食べている。
それだけで私も嬉しくなっちゃう。

「一番好きなのは清華が作った料理だな」

満面の笑みで彼は、フォークに巻いたパスタをぱくりと口に入れた。

「そう言ってくださるなんて、光栄です」

「毎日でも食べたいけど、そうなると清華が大変だよな。
でも悩む……」

真剣に零士さんは悩んでいてちょっとおかしい。
でも、そんなに喜んでくれるのなら、これからは頻度を増やしてもいいかな。

食事のあとは少しイチャイチャして、零士さんは書斎へ、私も作業部屋へ行く。

「次はどんな服を作ろうかな?」

私のブランドは現在、ウィメンズだけだが、ベビーや子供服に手を出してもいいと思う。
最近、……そんな気がするんだよね。
そろそろいい頃だし明日、検査薬を買ってみようかな。
そうだったら零士さん、喜んでくれるよね。
ちょっと明日が楽しみだ。


【終】
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