今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
ギシ…。
相可くんは眠っている姫乃ちゃんに向かって顔を近づけていく。
「っ…」
わたしはその先を見れなくて保健室から離れ、自分の口を両手で押える。
え、え?
相可くん、姫乃ちゃんに何を…。
もしかして…キス?
わたしの心がズキズキと痛む。
どうしよう、わたし、傷ついてる。
―――― 雪羽ちゃん、俺達といて大丈夫? 一緒にいない方がいいんじゃないかな?
教室での林崎くんの言葉が、わたしの胸に重く響いた。